CLベスト16 シティvsバルサ考察
CLベスト8も出揃ったのですが、まずシティvsバルサの2戦を解説したいと思います。
2/26の1戦目のエディハドから。
スタメンはシティはヤヤがコンデションの問題で居ませんので、何でも屋ミルナーさんを入れてます。
シティは4-4-2
バルサは4-3-3
バルサの攻撃は今季幾つかのパターンがありますが、今回は普通の4-4-2殺し
スアレスがトップに張り続けてCB2人とトレードオフ、後はボール取るために中盤にWG2人が降りてきて人数優位を作ります。これで一人フリーになるんで制圧できます。
ボールを取っちゃえばブスケツ、イニエスタ、ラキティッチ、ネイマール、メッシと違いが作れるプレイヤーばかりですからね。
で、ここまで3分かからず()
で、ボール持ったらメッシに出来うる限り楽にボール渡す為に、囮としてもネイマールとスアレスが裏スペース狙います、この裏狙いの抜け出しを2-3回見せるとシティのSBは警戒して中盤のマークが甘くなります、甘くなるとマークの受け渡しが全然機能しなくなって、簡単にメッシがフリーになりました。また、この試合では見せませんでしたけど、スアレスがポストしてメッシやネイマールに落すってパターンも有ります。
でもバルサは、この裏抜けやメッシ起点でチャンスメイクしますが、決めきれない。
結局、先制点はスローインから。
甘い寄せだったクリシーの隙を見逃さずに、メッシが素晴らしいパスをスアレスに出して、スアレスが見事な切り替えしでゴールネットに叩き込みました。
シティはこの頃にはもう中盤でのボール奪取は諦めて、ボール取られたら速攻4-4ブロック作って引いて守ってました。
で、そーこうしてるうちにバルサに二点目が入ります。
シティの雑なパスをカットすると、ラキティッチがドリブルで前に運びます。
右となりにいるのがメッシです、前に出てきてるのがミルナーとコンパニ
コンパニひきつけてメッシにパス、この場所でバルサボールでメッシにマークなしって。
当然の事ながらこうなります、ここね、この場面ね全くマークの受け渡しとか確認できてないのが良く解ります、本当にペジェは組織守備を真面目に作ってません。
メッシに4人群がったので、メッシはサイドでフリーなアルバにパス、その後のメッシにはまた誰も付いてない。
でアルバからマイナス気味のクロスがスアレス前に上がってゴール。
酷い守備っすよね、ボール(例えメッシがホルダーだとしても)に群がりすぎ。
一応シティの狙いと得点シーンもやっときます。
ジェコがポスト気味に前に出て、その膨大なスペースをアグエロが使おうとしたり、ジェコ、アグエロがシンプルにサイド裏スペース取りにいったりします。
でも中盤で人数負けてるので、プレスが凄く早くくるので 中々前にパス出せないし、パス精度もイマイチです、デミチェリス、クリシー、ミルナー、フェルナンド、ナスリなんかは決してロングフィード得意じゃないんですよね。
でもバルサは1点取った直後ぐらいからアグエロの抜けとジェコの縦抜けでシティにチャンス作られたので、SBを下げ気味にして中盤の優位を捨てます、といっても上図では両下げになってますけど、基本はボールもたれてないサイドのSBは下がってなかったので、実質中盤は同数です・・・・・・、がシティの中心選手であるシルバがフリーロールで左右サイドをに自由に動けるようになったので、ちょっとシティの中盤が楽になった事は間違い有りません。
その辺りもあってシティはボールを持つと攻撃できる様になりますが、ミルナー、クリシー、ナスリ、フェルナンドじゃ中盤から良い縦パスが出せないので、結局はシルバ頼みになる。
しかしバルサもシルバやナスリがフリーになっても、ラキが精力的に動き回ってイニエスタ、ブスケツがカバーし続けます。シティ側はメッシ、ネイマールが気になって及び腰だったてのもありますね、またナスリは三人に足元で負けており、ロスト、パスカット等で結構やられてました。
シティが中盤の主導権を得ると、シルバはフリーロールで縦横無尽に動き、何度か良い形をシティに提供しますが、バルサは中央はブスケツ、ラキ、イニエスタの厚い守備で譲りません、シティはサイドに活路を見出そうとしますけど、遅攻になってしまったり、精度の低いクロスが多かったりと、得点の匂いが余りしないまま進みます。
前半から何度か少なくない数のチャンスを無駄にしてた事もあり、後半60分過ぎにペジェが動きます、時間的にもギリギリです。
これが中々良い交代采配で、お疲れ気味のジェコをボニーに、明らかに精彩を欠いてたナスリを下げてフェルナンジーニョを入れ、ミルナーをサイドハーフにあげる。
この交代でシティは68分に漸く一点を返します。
ジーニョがバルサのミスパスを拾うと、シルバがピケ、マスチェが迷っている間に、センターバイタルに進入します。
美しいフェルナンジーニョのスルーパスが一閃されるとシルバはヒールで落します。
遅れて入ったアグエロが拾いゴール。
これ本当はアグエロがバルサDFを釣ってボニーが拾った方が良いんだけど、エースが決めたんで問題は無い。ボニーは冬移籍だからフィットに問題あってちょっと反応遅れてたので、シティにとってベターな形だったのではないでしょうか?。
で一戦目のシティホームでの対決は1-2でバルサが勝ちました、一点ビハインドは兎も角、2アウェーゴールはシティにとってとても重たいですね。
続きの2戦目はそのうち書きます。
アギーレジャパンのアジアカップはもう書く気ないです、流石に時期を逸してしまった。
期待して頂いてた奇特な方々には、謝罪させて頂きます。申し訳ございませんでした。