戯言戯言日記

色々雑記-FGO編-

ザックを信頼する理由

僕の妄想であり実績に基づく解釈ではありませんが、ザックジャパンを4年ほど遡って解析しましたので、それなりに演繹的ではあると思います・・・あくまでそれなりですからねw

 

1 中長期的目標を持って代表チームを管理運営

ザックは一貫して攻撃的ポゼッションサッカーを採用しています。

ポゼッションと一言で表しても様々なサッカーがありますが、ペップバルサの形に近い(イコールではない)と思います。

絶対的なストライカーが居らず、ワイドな形からの1v1を得意する世界的なレベルでのドリブラーが居ない日本では、必然的に連携力で勝負することとなります。

その為、ワイド4-3-3、4-4-2等は最初からザックは問題外にしています、4-2-3-1でも3-4-3でも1トップタイプでは無く偽9番方式を使っているのは上記のスーパーストライカーの不在問題の解決方法でしょう。

少し脇にそれますが、このバルサに近いシステムをスタンダードに選んだ事と、ザックが3-4-3を得意としている事は、コロンビア戦で凄く重要な意味を持つと思います。

 

 

2 運営哲学にそった選出と問題点の解決

しかし、連携力というのは代表チームのみで養うのは非常に難しい、そのために主軸となる選手をCB、ボランチ、トップ下の選手をほぼ固定で選出しています。勿論入れ替えは有りましたが、多くの代表チームにあるように、行き成り4-5人入れ替えて実験するなどといった大雑把な方法は取っていません・・・僕が知らないだけかも知れませんが。

例え様々な問題が生じてもかならず3ポジションの内2ポジションを固定し選手を入れ替え、問題点を解決してきました。

これにより常にザックのサッカー理念や代表戦術を理解した選手が常に軸として残る事となり、新しい選手が入ってぶれる事があっても、良い意味での戦術的幅広さでありオプションプランが生まれるだけに留まり続け、偽9番式ポゼッションは常にメイン戦術として存在し続けました。

 

3 貫徹する意思

さて管理運営において最も重要なのは、初期方針からずれない事ではありません、主軸となる運営哲学からぶれない事です。

ザックは4年間でぶれませんでした、彼は一流の管理運営者です、戦術上においては奇策で実力差を跳ね返そうと失敗したりもしましたが、メイン戦術思想は一貫して変更しませんでした。

戦略方針(代表運営方針)は統一し、作戦計画(選手選出)は慎重に、戦術行動(スタメン、交代、試合毎におけるオプションプランの使い方)は大胆に行ってきました。

これは名将の条件をほぼ完璧にクリアしている事になります。

 

4 勝敗は兵家の常、100戦して100勝とは往かず

ザックは間違いなく日本代表歴代で最高の監督です。

勿論歴代最高の監督でもワールドカップを勝ち抜くのは非常に難しいですが、結果が芳しく無くても、僕の意見は変わりません、ザッケローニは間違いなく稀代の名監督です。