戯言戯言日記

色々雑記-FGO編-

チェルシーのシティ対策、防壁と戦車と機動歩兵、そして穴

前回の続きです。

今回からfootball tacticsを導入しました。

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スタメンはこんな感じですね。

じゃあ、このスタメンで、何故シティは中央を攻め切れなかったのか?、その辺りを説明(妄想)してみます。

この面子みたら解るんですけど、攻めの組み立てできるプレイヤーが、ヤヤとシルバだけなんですよね。ナバスもジェコもネグレドも組み立て能力は低い、ハッキリ言いますけど低い。フェルナンジーニョいたら多少は変わってたと思いますが、勝敗が覆っていたかは微妙だと思います。

 

妄想開始(傍線で打ち消してる文章は、考察を進める内に間違いだと認識した部分です)

ヤヤにパスが出て、中央付近ならダブルボランチの近い方がヤヤに付きます。ここで大抵の場合は、前線からのプレス要員であるウィリアンが中央(ヤヤ付近)にいるので、1v2を嫌ってヤヤはパスを左右に振ります。で前に出なかった方のボランチは、パスを出した方向のサイドへ詰めます。ウィリアンも、良い意味で余裕をもった動きをしています。ヤヤとパス受け取ったプレイヤーの間で、リターンパスをヤヤに出させない形に動いたり、パスカット狙って動いてます。

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この例の時はカウンター状態だったので、ネグレド、ジェコ、シルバはかなりルーズなポジション取りしてました。

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これで中央からの攻め組み立ては殆ど潰しました。基本的にシティの攻撃はクロスを上げる攻撃ではありません、どちらかというと中央バイタルを崩すためにサイドも使うって形にする事が多いです。

で、サイドから上がってクロスが全く無い訳ではありません・・・が、ここでシティはテリー、ケーヒル、Dルイス、マティッチの4人が問題となります。フィジカル強い、ハイボールに強い4人の内3人を相手にするのに、ハイクロスを入れる意味ありますか?、実際ジェコはこの試合中にPA内の空中戦で勝てていません。

この試合のヤヤの相方のデミチェリスは、攻撃の組み立て能力はほぼありません、時折良いパスだしてたけどね。ポジション取りがボランチでは無いと思います。この起用はヤヤを攻撃起点として使いたいから、守備的プレイヤーを入れたんでしょうけど、攻撃面から考えるとかなり不味い起用でした。シティの特徴である多様性のある攻撃パターンが生まれなくなりました。中盤ナスリとフェルナンジーニョを欠いてるから仕方ないですけど。

 

クロス含めたサイド守備も、走って守るモウリーニョ節が爆裂してます。

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こんな感じで守りました。

これだけなら、何故右サイドを執拗に攻撃されたのかわからないですよね?、左でも良いじゃん、って話になる。シティは何故右なの?シルバたんがナバスたんに劣ってる訳ないじゃないし・・・。

そうです、つまりシティ側の都合では無く、チェルシー側の問題点をペジェは突こうとしたのです。多分、前半の途中でペジェグリーニナバス、ヤヤはこの布陣の肝を見破りました。

シルバが内に入ってギャップを使ってくるので、Dルイスとマティッチの二人でヤヤ・シルバを見る事が必要となります。シルバがギャップを使うという事は右はネグレド(交代したヨヨ)が外に流れない限り、人数の問題から主力となりえないからです。

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ヤヤにボール渡る前後に、マティッチがヤヤ前のスペース潰すように動くわけです。

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そうするとこうなるわけです、ヤバイ部分にスペースが生まれる訳です。ですが、CB二人は防壁状態で動きませんでした、モウリーニョの指示だと思います。それどころか手漉きになってるDルイスやウィリアンすらも殆ど埋めませんでした。スペースよりもDルイスは二枚目の飛び出しを警戒していました。シルバやネグレドと変わったヨヨは、やや下がり目の位置で受け取ったり、シュートを狙った動きしてましたから、それを警戒してでしょう。

シルバ、ヤヤに対応する事がダブルボランチの守備面での優先すべき仕事だったのでしょう。シルバ、ヤヤの内、アタッキングサード付近で先にボールを持った方を、Dルイスかマティッチで近い方がチェックに行き、残ったダブルボランチの片方は、中央バイタル居座って出来うる限り相手が動き出すまで見ておく。これでシティの中央バイタル崩しを有る程度防げるわけです。

上記により、シティはチェルシー左サイドから攻める事を優先する事になります。

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こうするとヤヤはサバレタ使ったりして、ほぼ毎回ナバスにリターンします。サバレタはナバスを抜いて奥に入ります。

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シンプルに守るなら、アザールは追いかけなければいけないんだけど、アザールは違いを作れる攻撃のキープレイヤーでも有り、守備力も割りと低いし体力の心配もあるせいでしょうか?、この辺で追うのやめて、カウンター待ちというの名のサボりを行います。点を取る為に序盤は敢えて守りきらない形で、アザールを待機させてますね。

で、ここにチェルシーが詰めきれてない部分(未完成の部分)があって、アザールが敵SBが上がってもカウンター待ちするなら、ウィリアンが多少ギャップはあっても良いので、もう少しサイドにずれないと駄目だと思います。(見直してみたら、後半は何度かサイド側のスペースを意識してる様でした)。

これがペジェの狙った穴です、ラミレスとアザール狙うなら、どっち狙います?、体力的な問題を考えると、大抵はアザール狙うと思いますね。

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アザールがサボると、こうなる訳です。

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アザールがサボらなくても、ナバスのドリブルで切り裂かれると(3-4回ありましたね)、上記SSみたいになって、マティッチはシンドイ事になります。

この黒円の部分は何度も何度も使われて、非常にきつそうでした。ナバスも色々と工夫して使ってきたので、厳しいシーンが少なくない頻度でありましたね。

でもDルイスが中央に居座っているので、ヤヤやシルバは中央から仕掛ける事は非常に困難で、そこが重要なんですよね。得意方向のシュートが撃てない。

じゃあスペース使ってのシュートになるんだけど、ここでCB動かしてない価値が出てきます。普通はCBと逆側SBやもう1枚のボランチがスライドして、DFラインを動かすんですけど、敢えてゴール前に蓋をしておくわけです。

ナバスのミドルはそこまで精度高くないし、パターンも豊富ではありませんので、壁2枚あれば相当ブロック率は高くなります。違いを作っても、ヤヤも飛び出してのフィニッシュは得意ではありません。おまけにDルイスがシルバ、ヤヤの飛び出しには物凄い勢いで食いついてました。事実ヤヤもシルバも飛び出しで入ってますけど、シルバはタッチしたもののコース外れ、ヤヤは届かず。サバレタもSBだけど中々いい動きして、ナバスのパスに答えてたけど、やっぱり壁2枚+マティッチは辛い。

モウリーニョからすると、フリーでパス受けて撃ったヤヤのミドルが一番怖かったんじゃないかな?。ジェコ、ネグレド、ヨヨが完全に置物になってて、攻撃力は半減してましたしね。

ペジェグリーニは、CBが動かない防壁化するのまでは読みきれてなかったか、テリーとケーヒル相手でもシティの攻撃力ならぶち破れると思ったのでしょうが、モウリーニョの読み勝ちでしたね。しかし、まだこのディフェンスは、ダブルボランチなどのマークの受け渡し等を煮詰める必要が有ると思いますので、完成形には程遠いでしょう。サイドへの追い込み方も幾つかの難点を抱えていますしね。特にアザールさんは走って戻ってきて、ナバスに付いたりサバレタに付いたり、全く誰にも付かなかったり、この辺のマーク受け渡し練習は、まだ練習してなかったんじゃないかな?と見受けられました。その点から推測するに、多分来季用のシティ殺し戦術だけど、今季も優勝できる可能性が出て来たので、実験がてら使ったんじゃね?。

アザールさんの守備はゾーン、カウンターのバランス、得失点、体力で守備を変えていると思います、多分だけど。

 

マティッチ、Dルイスという重戦車

テリー、ケーヒルという防壁

ウィリアン、セサル、アザール、ラミレス、イヴァノビッチという機動歩兵

見事な諸兵科連合によるディフェンスだと思います。

 

勿論、上記文章は全て僕の妄想なので真に受けない様にお願いします。

所詮ニワカの語りですよ?