戯言戯言日記

色々雑記-FGO編-

ザックとアギーレの違い

明けましておめでとうございます、今年も宜しくお願いいたします。

今頃かよ!

 

新年度初のブログはザックとアギーレの違いを語りたいと思います

 

ザックサッカーのお浚い。

面倒なので勝手にlinkを貼ります。

pal9999氏のblogが一番わかりやすい説明してますので、勝手に引用します。

すいません、勝手に引用してごめんなさい、問題があったら消します。


2014年W杯前夜、日本代表の考察 - pal-9999のサッカーレポート

 

で、上記を拝読させて頂くと理解できますが、基本的にザックサッカーってのは左サイドの攻防を重視してる訳です。

僕はザックは日本代表をネクストステージに上げた名将だったと思ってますが、二点だけ気に食わない点があります。

交代采配と、右サイドのビルドアップを軽視した事は割りと納得がいきません。

遠藤のスルーパスが左偏重になって岡崎が受け手になれる事が少なかったのも、ザックの戦術の問題だと今なら理解できます。

長友と内田なら内田の方がビルドアップやチャンスメイクは上手いし、前への単独の推進力なら長谷部もかなりのものがあるので、非常にもったいなく感じていました。

 

前振りはここまでにして置いて、アギーレさんを信頼しているのは納得できる交代采配とビルドアップのバランスを重視している部分です。

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アギーレの4-3-3は普通です、CB間にアンカー落として両SBを攻防に展開させます。

ボール持ってるときは3-4-3になるんですけど、この3-4-3ってのはザックの3-4-3と少し違っていて、少なくともメカニズムとしてはより現代的欧州サッカーに近くなっていると思います。

この辺も引用しますけど、pal9999氏と田中山田氏のブログに勝手にlinkしますね。


クラシコに向けてバルセロナ対策を振り返ろう!クライフのダイヤモンドとペップが語る世界最高のDFとは? | 明日は曇り | スポーツナビ+


サッカーにおける組織的最小単位「レアルマドリードが手に入れたもの/ロジャースが見据えていたもの」 | 明日は曇り | スポーツナビ+

 


グアルディオラのバイエルンのお話 - pal-9999のサッカーレポート

 


ザッケローニの343とバルサの343のお話 - pal-9999のサッカーレポート

 

 

アギーレの4-3-3は割と自由性が高いシステムで、香川、長谷部、内田、本田、遠藤、酒井辺りがコメントだしてますけど、ピッチ内では自由裁量が大きいらしいです。

で、それにより何が生まれるかっていうと、決まり事だけ守っていれば選手の創造性に任せる事が出来る訳です。

例えば、乾、香川は頻繁に縦中央でポジションチェンジを繰り返しますし、遠藤もかなり左右をワイドに動いてパスの出し手としてよりベターなポジションを取ろうとしています。岡崎、本田なども立ち代り入れ替わりで、サイド奥で岡崎が受けて中央に切れこんだ本田にクロスあげるって頻度も増えました。

何よりもCB*2+どちらかのSBが釣べの動きでラストラインを形成するザックジャパンよりも、両SBの攻撃機会が増えてワイドなパスが増え効果的なサイド攻撃が増えています。

ザックジャパンの時に感じていたサイドでの閉塞感が無く、縦に速く感じるのはそのためです。

両SBが攻撃時にワイドに展開する為、サイドチェンジやサイドへのワイドなパスが増えます。そうなると相手もギャップを広げて守ったり、DFラインがスライドする回数が増えるし、マークの付きなおしも増える。当然、遠藤のスルーパスや、香川や乾が1v1でマークを引き剥がして違いを作りやすくなる。当然岡崎も抜け出しやすくなるし、本田も多様な選択肢を選べるし、選べる時間も手に入れられる。

本田がパレスチナイラク戦で凄く良く見えたのは本田さん自身の昨季からなるテクニックやフィジカルの改善もありますけど、ザックからアギーレの戦術転換の恩恵を受けている部分もあると思います。

右サイドの酒井のクロスが劇的に増えてるのは、アギーレの齎した成果の一つの表れなんですよね。だから酒井さんは、もうちょっとビルドアップに工夫を入れつつ、クロス精度を上げないとアギーレに見切られちゃうと思いますよ?。既に僕は内田さんが恋しいし。

左サイドの長友をみるとタスクが整理されていて、ポジショニングに必要以上に気を使わなくて済むのは楽な部分でしょう。これは判断に難しい部分もありますが、ザックの時より長友が動きやすそうに、ダイナミックな攻撃参加が増えてるのは悪い事ではないと思います。ザックは長友のポジショニングの悪さを嫌って左偏重にしてた可能性もあるから、もし今のシステムの方が長友にとってプラスになってるとしたら、ザックにとって皮肉なケースとなりますね。

システムに関しては、もう少し書くと昨季のレアルマドリーに似ているシステムなんですよ。昨季のレアルマドリーの4-3-3システムってのはクライフも「レアルマドリーは嘗てのバルサのシステムを手に入れた様に思える」って言っていた様に、基本的な部分はバルサのトライアングル+1を根本に置くシステムなんです。

 

アギーレの片側偏重じゃないビルドアップは色々と楽しいですね。

交代采配については、試合数が足りてないんで断言できません。

 

本日18時からのヨルダン戦は4-0ぐらいで日本が勝ちます。

審判がありえないレベルの贔屓したり、ケアレスミスしてカウンター失点とかしない限りは。

アジアレベルだと守備力の差が大きすぎます、例えば他の優勝候補チームの守備見てると解りますが、日本代表も世界レベルから見ればまだまだなんですけど、その日本代表と比べても酷い組織守備してるんで大丈夫です。

むしろ上記の様なアジアの守備陣から得点を取れない日本の攻撃陣に不安はあるかもしれませんが、こればっかりはねぇ?。

 

欧州とアジアの一番の差は審判かもしれんね?、笛の差ありすぎて世界レベルの守備に達する事が出来ないんじゃないか?。

 

 

追記

乾さんが信じられないぐらい守備に献身的で吃驚しました、あそこまで献身的でしたっけ?