ELベスト4 ユーヴェ vs ヴェンフィカ 戦術解析
解析って程じゃないし、間違ってるかも知れませんけど。
軽く説明したいと思います。
赤 ヴェンフィカ 4-4-2
青 ユーヴェ 3-5-2
マーカーの下に名前入れるの面倒臭すぎるので、やってません。
ヴェンフィカの狙い
そのまんまな内容、ユーヴェはボールもってない時は基本的に5バックの5-3-2になります。
ヴェンフィカの狙いはサークル部分を使って崩しや突破を狙いたい。
こんな感じでドリブル突破や、ポストプレーも含めた崩しも、サイドチェンジしながら何度も狙っていました。
ドリブル突破は2回、崩しも1回見事な個人技で成功しましたが、全く決定機にはなりませんでした。
決定機にならなかった理由は、5バック固すぎ、ピルロとCBのケア速過ぎ、SB上がってこないから枚数足りなさ杉ですね、おまけにFWも確り降ってきてヴェンフィカのインサイドハーフにマーク付いたりしてたので、ヴェンフィカの組み立て直しやサイドチェンジも、ラストラインまで戻してからってパターンが何度も見受けられました。
この試合のユーヴェはボールの取り所を低めに設定してるので、稚拙な縦ポンカウンターも幾度かありましたね。
ユーヴェの守備システムに封殺されて、ヴェンフィカは試合開始直後の決定機以外では全く得点の臭いがしませんでした。
ユーヴェの攻め
両WBが上がっての枚数かけたクロスが主な攻撃。
ポグバが6割攻撃のタクト振って居たと思います、ピルロもセカンドボールやポグバが出して前線上がった後のボール配給で攻撃の組み立てもしてましたね。
ベンフィカの4-4ブロックの間に、ユーヴェはFW二人+MF一人突っ込まして、上がって無い方のWBもPAに入れてクロスを入れる方式。ユーヴェはアタッキングサードに入るとPA内に常に4人いましたし、5人になる事も少なくありませんでした。
たまにギャップ受けからのポストプレーやミドルや無理ターンからのシュートなどもありましたけどね、基本は外からのクロスです、サイドに出すのが5-6割ギャップ受けポストが3割って感じじゃなかったかな?
一番得点の匂いがしたのはポグバの崩しからのマイナスクロスだったと思うけど、ユーヴェはまだそのパターンを練りこんでないのか、ダイアゴナルなパスからのリターンクロスはあっても、バイタル角を使った壁パス崩しや、マイナスクロスはありませんでした、ポグバの個人的技量のスルーパスで2回?やったくらいかな?。
バイタル角でフリープレイヤーが居るのに、崩しよりもクロス選択が多すぎます。この辺りのパターンが豊富だったら、ヴェンフィカに勝てていた可能性は高い。ユーヴェは攻撃面の戦術的な伸びシロはまだまだありますよ。
雑感
個人的にがポグバとピルロの頑張りを、オナニーターンやオナニーミドルで無駄にしてたテベスがチーム全体の足を引っ張った試合って印象です。
テベスはギャップ受けした時に、左右や直ぐ傍にフリーの味方が居た上に、ヴェンフィカのDF二人に付かれてるのに、ターン狙ってロストしたり、無理シュートでGK正面等の駄目プレーを連発してました。
ユーヴェは早い段階でテベス下げてりゃ勝てたかも知れませんね。